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日々の萌えを投下する自己満足ブログ。
純ロマ(ウサミサ)、まるマ(コンユ・ヨザケン)、その他などなど、BL・GL・NL雑食。
T&B(空折)はpixivを予定しているためこちらにはありません。
長いこと創作から離れていたため暫くはお題でリハビリ中。
リハビリのため断片的な短文が中心になります。ご了承下さいませ。
尚、更新は亀の歩みです。
同ジャンルの同人サイト様のみリンク・アンリンクフリー。
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# 夢の続きはまた明日
意味深な20題
 

05 夢の続きはまた明日


(留守の間にお題サイト様が行方不明に・・・)
 
暫く留守にしていて申し訳ありませんでした。
本日より正式に復活いたしました。
訳あってのことでしたが弁解は致しません。
これからガンガン更新!っていうわけにはいかないと思いますが、またゆっくりのんびりやっていきたいと思う所存でございます。
来年もどうぞよろしくお願いします。
 さて、以下は大晦日ウサミサでございます。更なるリハビリ中ですので拙いのですが、おひまでしたらどうぞ!






伊達巻に昆布巻き、紅白なますに栗きんとん。
手間と時間をかけた黒豆に、鯛と海老の焼き物。
重箱に丁寧に並べれば、お節料理の完成だ。
「よしっ」
その出来栄えに満足して小さく頷いた俺は、そっと重箱の蓋を閉じた。
今日は大晦日。
今夜は兄チャンの家で新年を迎えることになっていた。
お土産代わりにお節料理を用意すると連絡したら、義姉チャンが大喜びしていたらしい。
小さい子供がいる中、ゆっくり料理をするのは難しいのだろう。
年越し蕎麦とお雑煮は義姉チャンが作ってくれると云っていたし、お酒は途中で買っていく予定だし、これで準備は万端かな。
「大掃除は昨日までに終わらせたし・・・、洗濯物も片付けたし、完璧! これで心置きなく年が越せるぜー!」
大満足して重箱を包んだその時、来年も変わらず傍若無人であるだろう腕がにょきっと伸びてきた。
言わずもがな、ウサギさんだ。
その悔しいほどに長い腕は俺の肩を廻って、ぎゅっと抱き寄せてくる。
「うわっ、なんだよウサギさん邪魔すんなよ」
「美咲が俺を無視するから」
拗ねたように言うウサギさんは、本当に三十路のいい大人なんだろうか。
時々俺よりもずっと年下に見えるんだけど、気のせい?
「仕方ねえだろ、お節作ってたんだから」
実を言うと重箱に詰め始めた頃からずっと背後に視線を感じていたのだが、構っている暇もなければ構う気もなかった俺はそれを無視していたのだ。
今思えば少しでも相手をしてやればよかったと思う。
相手にしてもらえなかった鬱憤を溜め込んだウサギさんは、俺を離す気はないようなので。
「準備は終わったんだろう? 出掛けるまではまだ間がある。この時間を有効に使うべきだと思わないか?」
「べべべべ別に俺はなななな何も」
身の危険を感じて逃れようとするけれど、俺の体をがっちりホールドした腕はびくともしない。
俺より10コも年上でインドアなおっさんに負けるなんて、現役大学生の名が廃る。
耳元で囁かれる甘い声に力が入らないから、なんて理由じゃない。決して。決して!
心の内で誰に言うでもない言い訳を並べ立てていたけれど、そんなことを知る由もないウサギさんは(ほんとはお見通しなのかもしれないけど)背後から俺の耳朶をぱくりと口に含んだ。
「ひっ」
思わず上げてしまった声をからかうように笑って、その唇はそのまま首筋に降りていく。
ざらりとした舌に舐め上げられれば、ざわりと肌が反応した。
「敏感だな」
うるさい。
こんな体にしたのはウサギさんじゃないか。
そう口に出したら余計こちらの分が悪くなりそうなので、決して言わないけど。
言えない気持ちを押し殺して睨みつけると、楽しそうに眼を細めたウサギさんの唇が近付いてきた。
逃げる間もなく、唇を塞がれる。
「う・・・、んん・・・」
苦い。
ウサギさんのキスは、大概煙草の味がする。
「ん、ぷは・・・、ぅ、ん!」
一瞬離れたと思ったら、またすぐに舌を絡められた。
キスが甘いなんて幻だ。
いつだって、ウサギさんとのキスは苦い。
「ふ・・・っ、ウ、サギさん!」
「ん?」
最後にべろりと濡れた唇を舐めたウサギさんは、キスで力の抜けた体を弄ってくる。
このエロオヤジ。
「来年は、ちょっと煙草減らせよな・・・っ、苦いんだって、て、ちょ、触るな!」
いやらしく動き回る手がジーンズの隙間に入り込もうとするのを必死で阻止していると、もう片方がシャツの中に入り込んできた。
「ん!」
きゅ、と胸の尖りを抓まれて、体温が上がり始めた体は簡単に震える。
陥落するにはまだ早いと思うのに、この体はもう言うことを聞いてくれない。
いつの間に、ウサギさんのものになってしまったんだろう。
「苦いって、何が?」
ニヤニヤ笑いながら囁いてくるウサギさんは意地悪だ。
分かっているくせに、答えさせようとする。
恥ずかしすぎて答えられない俺を追い詰めるのが、ウサギさんのいつもの手なのだ。
「何が? 言って、美咲」
悪魔のように綺麗な顔で、甘く優しく囁く、俺を陥落させる、まさしく悪魔の声。
けれど、いつまでもこの悪魔に翻弄されている俺ではない。
俺は震える体で渾身の力を振り絞り、絡み付く悪魔の腕を振り払った。
「何って、舌に決まってんだろ! このエロウサギ! あ、あと、これから兄チャンちに行くんだから変なことすんな!」
 
言ってやった。
成長したぞ俺!

と、ひとり悦に入っていると、懲りないエロウサギはまたしても俺との距離を詰めてきた。
「だからだろう。今夜はお前に触れられないから、今、思う存分触りたいと言っているんだ」
触りたいとか、変態っぽいですてんてー!
「う、ウサギさん・・・」
「美咲・・・」
今度は正面から迫りくるウサギさんから逃れる術はあるのだろうか。



本当は、苦いキスだって嫌いじゃない。
俺だって、触れたくないわけじゃない。
今年がそうだったように、来年だって、きっとずっと一緒に居られるって、信じてるのに。
どうやらそれだけじゃ足りていないらしいウサギさんに、来年もきっとこうして翻弄されるんだろう。
でも、いつまでも翻弄されっぱなしの俺じゃないんだからな!
 

苦くて甘い舌を受け入れながら、打倒ウサギを心に決める年末なのだった。



よいお年を!



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